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柴田よしき 感想リスト
RIKO−女神(ヴィーナス)の永遠 【感想】 長編[村上緑子] 1995/05 角川書店
1997/10 角川文庫
聖母(マドンナ)の深き淵 【感想】 長編[村上緑子] 1996/05 角川書店
1998/03 角川文庫
炎都−City Inferno 【感想】 長編[炎都シリーズ] 1997/02 トクマノベルス
2000/11 徳間文庫
月神(ダイアナ)の浅き夢 【感想】 長編[村上緑子] 1998/02 角川書店
2000/05 角川文庫
フォー・ディア・ライフ 【感想】 長編[花ちゃん] 1998/05 講談社
2001/10 講談社文庫
フォー・ユア・プレジャー 【感想】 長編[花ちゃん] 2000/08 講談社
2003/08 講談社文庫

RIKO−女神(ヴィーナス)の永遠
【内容】
レイプビデオがからむ連続殺人事件を追う新宿署刑事課村上緑子。巨大な警察組織の中で、個を見失わず放縦に生きる緑子。セクハラ・不倫・性的倒錯。−−ここに新しい警察小説が誕生した!

【感想】
最後まで飽きさせずに読めたのは確か。新人賞応募作ということだけど、先が気になるしぐいぐい読まされる勢いがある。で、緑子に共感し、感情移入する女性読者もいるのだろうけど、私はイマイチだったなぁ。あの奔放な感覚には共感はできないよ。また、扱っている内容もちとドぎつい。その辺に目が行ってしまうため、推理小説としての骨組みの方がおまけみたいに感じられた。

それなりに面白かったし、切ない読後感もあったけどね。

(2004.12.22)

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聖母(マドンナ)の深き淵
【内容】
一児の母となり、下町の所轄署で穏やかに過ごす緑子の前に現れた親友の捜索を頼む男の体と女の心を持つ美女。保母失踪、乳児誘拐、主婦惨殺。関連の見えない事件に隠された一つの真実。シリーズ第二弾。

【感想】
相変わらず性的にセンセーショナルな部分が色々と前面に出てくるので目をひかれがちだけど、複数の事件が徐々に関連性を見せてくるミステリー部分もなかなか面白かった。事件と、緑子&安藤の関係と、麻生の謎と。。。等々、追わなければならない道筋が多すぎて、1つ1つについてあまりじっくり考えられなかったのがちと残念かな。緑子の母としての部分がまだ弱く感じられるところ(私にはそう思えた)が惜しい。あと、牧村由香があの状況でそんなに他人のことを思い遣れる余裕があったのか?というのも少し疑問。

麻生と山内の関わりなどは、これからまだ出てくるのだろうなぁ。ここのところはちょっと意外というか、普通考えもしないだろう、という感じでした。

(2005.02.20)

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炎都−City Inferno
【内容】
京都の地質調査会社の技師の木梨香流は、地下水の水位の急激な低下に気付いた。一方、同じ京都で全身の水分を抜き取られた状態となった死体が続けて発見され、警察を困惑に陥れる。それらの出来事は、その後京都を襲った大災厄の前触れだった。

【感想】
面白いと言えば面白い。典型的な伝奇SFだよね。ストーリーもしっかりしているし、キャラもそれなりに立っているし、描写もリアルでぐいぐい読まされる。

が、こういうジャンルがもう合わなくなってきているのか、途中で読むのが面倒になってしまった。なんとなく展開が想像できて。こういった小説を楽しむためには、もっとキャラや各種場面でツボをつくところがあるか、よっぽど独特の世界観を展開するか、どちらかなんだろうな。前者で言えば10代の頃に「魔界水滸伝」なんか、好きな場面を繰り返し読んでいたあの感覚を持てるか(今の感性では多分ダメだろうけど)、後者で言えば「十二国記」のような。

マンガならまた違うかもしれないが、これがそのままマンガだったとしても、それほどハマらない気がするなぁ。この先の展開も気になるっちゃ気になるが、続きはどうしますかねぇ。。。

(2005.05.10)

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月神(ダイアナ)の浅き夢
【内容】
若くて独身、それも美男子の刑事ばかりが狙われ、手足や性器を切り取られて木に吊るされるという、残虐な殺人事件が連続して発生する。犯人を追う緑子は、やがてある男が関わる過去の事件に向き合うことになる。

【感想】
最初の方は面白かった。思わせぶりながらなかなかつながらない過去の事件、次にどういう展開になるか目が離せないストーリー進行、個性的で魅力的なキャラクター達。しかしながら、後半はなんだかバタバタと一気に全てが解決した感じで、どうもすっきりしなかった。山内は何なんでしょね。少しずつ彼の過去がわかってきたけど、やっぱり謎だなぁ。色々と完結していないエピソードがあるので、先は気になるのだけどね。

それにしても、それまで判明しなかったのに、緑子が行ったらわかってしまう事実の多いこと。ま、それがないと話が進まないのだけど、ちょ〜っとそれが多いような。。。

(2005.02.28)

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フォー・ディア・ライフ
【内容】
元マル暴刑事で、今は新宿二丁目で無認可保育園を営む花ちゃんこと花咲慎一郎は、苦しい保育園経営の資金繰りの足しにすべく、危ない仕事を引き受ける私立探偵としての顔も持っていた。家出した女子中学生を探す仕事を引き受ける中、チンピラ少年をヤクザから守らなければならず、花ちゃんは悪戦苦闘する。。。

【感想】
途中でちょっと色々盛り込みすぎかな?とも思ったけど、最終的には全てつながり、気持ちの良い終幕を迎えたので、まぁ良かった。軽いハードボイルド・タッチの、少し切ない物語って好みなんだな。ただそのレベルが難しくて、少し鼻についたり、あまりにも都合が良すぎるのでは?と感じたりする場面もあったので、「素晴らしかった!」という訳にはいかないのだけど。

村上緑子シリーズの山内が出ているのは、いずれ両シリーズの主人公共演があるということなのかしらん。なかなか面白そうかもしれないな。

(2005.03.25)

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フォー・ユア・プレジャー
【内容】
元マル暴刑事で、今は新宿二丁目で無認可保育園を営む花ちゃんこと花咲慎一郎の元に、人探しの依頼が持ち込まれる。その依頼は、やがてクスリ絡みの危険な仕事へと発展し、最愛の女性・理紗にまで魔の手が伸びる。

【感想】
相変わらずテンポが良くキャラが良く、展開にハラハラしつつも時々じーんと涙ぐまされ、面白いんだけどなぁ。

多方面に展開した物語のピースがぴたっとハマる瞬間、それはとても気持ちの良いもののはずなのに、この人の話の場合(緑子シリーズでもちょっとそういうところがある)、それがあまりにも偶然つながり過ぎて、少ししらけるのよね。良いところがいっぱいあるのに残念。

この話の「じーん」所は、やっぱり斎藤に向かって「園を頼む」というところだよね〜。

(2005.04.01)

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