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大江健三郎 感想リスト
治療塔惑星 【感想】 長編[治療塔続編] 1991/11 岩波書店

治療塔惑星
【内容】
風変りな知性の輝きを示す宇宙からの帰還者の子供たち。〈治療塔〉の謎を解明すべく、主人公の夫を含む一団が「新しい地球」へ向かう。

【感想】
大江健三郎の『近未来SF』ってどんなものだろう?と興味を覚えて借りてみた。

最初は話がよくわからず、読み進めるうちに段々と内容が見えてきたので、そういう構成にしているのかと思ったが、後になってちょっとしらべたところ、これって別の小説の続編なわけね。どうりで。しかし、なんとなく「途中から始まって途中で終わる」という感じで、最後もよくわからないまま終わるような。すっきり起承転結・大団円というのが好きなんだけどな。でも色々とイメージを喚起される終幕ではあったよね。

荒廃。絶望。希望。再生。祈り。SFとして目新しい内容はなかったと思うけど、色々な要素が象徴的で、時々読みづらい箇所もあったが面白く読めた。

(2004.10.13)

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