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荻原 浩 感想リスト
誘拐ラプソディー 【感想】 長編 2001/10 双葉社
2004/10 双葉文庫
さよならバースディ 【感想】 長編 2005/07 集英社

誘拐ラプソディー
【内容】
320万円の借金と前科を抱えた38歳の独身男が、死を覚悟した時に訪れた誘拐のチャンス。その相手は県下最大の暴力団組長の一人息子だった。。。

【感想】
久々に理屈抜きに楽しめるエンターテイメントを読んだという感じ。

色々なことがありながら、運の良さで全てを乗り切る主人公に笑わされたりホッとしたり。そんな訳ないだろう、運が良すぎると言ってしまえばそれまでだけど、どのキャラクターもそれなりに愛すべきところがあるので、最後まで気分良く読んでいられるのだ。思えばこの話、『悪役』っていないのではなかろうか。

直接は出てこない、ちょっと乱暴な行為が唯一ひっかるくらいかな。

(2004.07.07)

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さよならバースディ
【内容】
類人猿の言語習得実験を行う研究センターで、ボノボという種類の小型チンパンジー・バースディに言葉を教えるプロジェクトを進めている大学助手の田中真。プロジェクトに関わった彼の恩師や恋人の不審な自殺の真相のカギは、実験対象であるバースディが握っているのか?

【感想】
どうも全てが上滑りという感じで、物語の中に入っていけない。恩師や恋人との関係も深みが感じられなくて、色々なエピソードに対して感情が動かない。色々なことが途中で明らかになり、『めくるめく展開』の様相を呈しているのだけど、ドキドキする感じではなく、ただ「ふーん」と思うだけ。そして肝心要の最後のバースディとのやりとりは、結局どういう仕組み(?)で会話が成り立っているのかよく理解できず、これまたあまり内容にハマれなかった。

素材としては、もうちょっと面白くなってもよい気がするけどなぁ。

(2006.02.19)

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