| 近藤史恵 感想リスト | ||
| 凍える島 【感想】 | 長編 | 1993/09 東京創元社 1999/09 創元推理文庫 |
| カナリヤは眠れない 【感想】 | 長編[整体師シリーズ] | 1999/07 祥伝社文庫 |
| 凍える島 |
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【内容】 喫茶店「北斎屋」のオーナーであるあやめは、常連客や友人を含めた男女8人で、瀬戸内海の無人島に慰安旅行に出かける。複雑な関係を内包しながらも楽しい旅行になるはずが、新興宗教の聖地だった島で連続殺人事件が発生する。 【感想】 「コォヒィ」だの「ジインズ」だの、カタカナ表記に癖があり、簡単な単語が漢字ではなくひらがなで表記されたり、突然漢字だったりと、なんだか非常に読みにくかった。最後の方で、どうやらそれは詩人である(あった?)主人公の手記のような扱いということで、ちょっと納得いったかな。そうじゃなくてこの人の文体だというなら、これは嫌だなぁ。 雰囲気はなかなか良いものがあったと思う。茶室や日本刀といった小道具、どこか癖のあるキャラクターたちが、独特の空気を生み出している感じで。新興宗教ネタはなんだかとってつけたようだったけど。でも雰囲気だけで読まされてしまったような気もする。 この作品の根幹をなす謎に触れずに感想を書くのは難しいのだけど。。。最初がっかり、後でそうか〜という感じかなぁ。その辺りは新鮮だった。 守田氏とうさぎくんについては、結構みえみえでしたね。 (2004.10.01) |
| カナリヤは眠れない |
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【内容】 "身体の声を聞く"整体師合田力と、美人姉妹が助手を務める接骨院を訪れた、買い物依存症の過去を持つ若妻黒田茜。合田は彼女を一目見て、彼女を取り巻く不穏な状況を感じた。ひょんなことからそこ通うことになった雑誌編集者・小松崎は、若い女性の買い物依存についての記事を書くことになり。。。 【感想】 なかなか良かったんじゃないかな。追い込まれていく茜の心理が丁寧・細やかに描かれていて、ぐいぐい読むうちに一種の『ミステリー』であることをすっかり忘れていた。途中、疑ってみるということを全然しなかったなぁ。でも確かに○○は怪しかったよね。××の方はともかくとして。そして、探偵役の整体師のキャラもなかなか面白かった。他のも読んでみようかな。 「凍える島」の文体が、あの作品特有のものでよかったよ。 (2004.10.15) |