| 加納朋子 感想リスト | ||
| 螺旋階段のアリス 【感想】 | 連作短編 | 2000/11 文藝春秋 2003/11 文春文庫 |
| ささらさや 【感想】 | 連作短編 | 2001/09 幻冬舎 2004/04 幻冬舎文庫 |
| 虹の家のアリス 【感想】 | 連作短編 | 2002/10 文藝春秋 2005/12 文春文庫 |
| 螺旋階段のアリス |
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【内容】 大企業のサラリーマンの転職支援制度を利用し、憧れの私立探偵に転身した仁木順平の元に突然やって来た志願助手の美少女・安梨沙。2人の元に集まる依頼が、「不思議の国のアリス」のキャラクターに託して描かれる。 【感想】 探偵事務所という普通なら殺伐としているはずの場所で、切なく、優しく、温かい物語が展開される。時折、涙が出そうになる時もあるんだよね。意外でとても大きな優しさを感じられる謎が明かされた時が、特にそう。最後の物語で仁木夫婦の絆が再確認されるところもよかった。 とにかく優しい視点が心地良い短編集である。 (2006.02.09) |
| ささらさや |
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【内容】 夫を突然の事故で失ったサヤは、ユウ坊を引き取りたいと圧力をかける亡き夫の家族から逃れるために、残された赤ちゃんのユウ坊と「佐々良」という街へ移住してきた。そこで出会う不思議な事件や個性的な人々との出会いを、亡くなった夫はゴーストとなって見守っていた。ところが夫の家族がいよいよユウ坊を連れ去ろうとする。。。 【感想】 相変わらずの優しさと切なさと暖かさ。登場人物が皆とても優しくて良いのだよね。各エピソードはそれぞれに良かったものの、それほど謎解きに意外性やぐっとくるところがなくて、(いいけど「まぁまぁ」レベルかな〜)という感じだったが、最後の章『ゴースト』もの特有の別れの場面が切なかった。これはきた。子供でもいたら、またより感慨深かったのではないだろうか。 (2004.06.02) |
| 虹の家のアリス |
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【内容】 転職支援制度の期間も終了し、いよいよ私立探偵一本でやっていくことになった仁木。相変わらず助手を務める安梨沙と共に、人々が生きていく中で抱える、様々な謎や悩みに取り組んでいく。 【感想】 前作と少し変わったと思えるのは、安梨沙だけが推理するのではなく、仁木自身が謎を解き、解決するパターンが増えてきたな、というところ。やっぱりそれがないと探偵とは言えない訳で、正しいあり方だよね。 そして、少しずつ安梨沙とその周囲も含めて、状況が移り変わっていくところが面白いところかな。今回は、涙が出るほど沁みる話はなかったけど、謎解きとしては面白かったかも。息子を巡る話には、すっかり騙されたよ。 (2006.02.11) |