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乾くるみ 感想リスト
Jの神話 【感想】 長編 1998/02 講談社ノベルス
2002/06 講談社文庫
塔の断章 【感想】 長編 1999/02 講談社ノベルス
2003/02 講談社文庫
イニシエーション・ラブ 【感想】 長編 2004/03 原書房

Jの神話
【内容】
<黒猫>と呼ばれる女探偵は、全寮制の名門女子高で起こった生徒の変死について、両親の依頼を受けて調査を始める。1年前に死んだ姉、同じ学校で発生した生徒の自殺等々の陰惨な事件はそれぞれに「ジャック」という謎の男と関わっていた。

【感想】
う〜〜〜〜〜ん。前半は全寮制女子高、生徒会を束ねる美少女、ちょっと妖しくて繊細な女の子同士の感情等々、割とありがちな舞台設定で、女探偵のくだりは少し強引だな〜などと思いながら読んでいた。

これがびっくり、途中から全く物語の性格を変えてしまうのですな。この辺が好き嫌いの分かれ目でしょうが、私はいまいちかなー。SF的設定を含むミステリーはダメとは言わない。空々しいとか嘘っぽいとか感じることなく、説得力があり納得できるのであれば全然問題ない。だが、どうもこれは真実味が感じられず、読みながら入り込めなかった。宗教的な話も苦手だしなぁ。

<黒猫>はシリーズ・キャラかと思いきや、あらまぁ。。。という感じでございます。

(2005.07.07)

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塔の断章
【内容】
「機械の森」という小説をゲーム化されるために作られたプロジェクトのスタッフが、息抜きにメンバーの1人である社長令嬢・香織の別荘に招かれる。その夜、別荘の塔から墜落死した社長令嬢は妊娠していた。プロジェクトの外部スタッフかつリーダーである天童と、「機械の森」の原作者辰巳まるみは、香織の兄から彼女の死の真相究明を依頼され、調査を始める。

【感想】
うーん微妙。そりゃま「おっと、そういうことだったのか〜」という驚きはあったが、一瞬「???」という感じだった。そこまでの構成がまた読みにくかったしね。そして、作者のあとがきが後味悪し。なんか言い訳めいているというか、気付いて欲しかったけど気付いてもらえなかった点をくどくど説明したりして、(そりゃ〜文章とか表現がいまいちだったんじゃないの?)と思わされてしまう。

この人の「イニシエーション・ラブ」は良かったのですがね。ま、まだ初期の作品なので練れていなかったということでしょうか。

(2005.08.14)

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イニシエーション・ラブ
【内容】
合コンで出会った女の子に一目惚れした「僕」は、彼女のために東京の大企業への就職を蹴って、静岡に残ることにする。しかし遠距離恋愛からくるすれ違いが、徐々に2人の関係を変え始め。。。

甘ったるい恋愛物語と思いきや、驚くべき仕掛けが飛び出すミステリー。

【感想】
なんとも気恥ずかしい普通の恋愛小説だなぁ、と思っていたが最後2行でびっくり。見事に騙された。

ん〜、時々違和感は感じていたんだけどな(あまりにも大きなネタバレにつき地色で:どうも「たっくん」の性格が変わったようだ、とか、殴ったなんて話あったっけ?とか、下痢云々って不自然だな、とか、バージンっぽく振舞ってるのは嘘っぽい(←これは違和感というより推測だけど)とか。)、見抜けなかった。そして後からじわじわと来て、読み返さずにはいられない。書き過ぎるとこれから読む人の楽しみを奪ってしまいそうなので、この辺で止めときます。

(2005.04.13)

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